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「日本は世界で第何位?」を読んで |
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岡崎 大五著 「日本は世界で第何位?」を読んだ。
自分が前々から呼んでみたいと思っていた本。 様々な基準から世界と日本を比較している。 自分では、「あの国は危険だから…」的発言は嫌いで、 この本もそういう箇所は一部にあったものの、 多くの海外をめぐっている筆者ならではの体験談もあり 面白かった。 世界と日本の比較している中で、興味深かったものを3つ取り上げてみると… 一つ目は、「日本最大の弱点」と書かれている穀物自給率と食糧自給率である。 穀物自給率は28%で123位、主要先進国の食料自給率は40%で最下位の12位である。 「1960年代前半には、日本の食料自給率は70%を越えていた」と書かれていたが、 今の日本、このまま永遠とこんな生活していけるわけないよな。 市民の、生活の質は下げたくないって思っている人がたくさんいる限り 食料を大量に輸入しては、廃棄しているこの現状を変えることはできない。 とうもろこしだって、小麦だって燃料高騰、とうもろこしのバイオエタノールへの転用があって、 世界的に穀物は不足している。燃料の高騰は当分続きそうだし、 今日本にじわじわと広がっている影響もこれからどんどん大きくなっていくだろう。 そんななか自分たち一人ひとりが何をしていく必要があるのだろうか。 燃料の高騰は、世界的な流れで、一人がどうしたって歯止めをかけるというのは難しい。 それなら、できるだけ燃料を使わない生活がわれわれが一番初めにできることだろう。 二つ目に、これは意外と思った比較が、「一軒あたりの平均床面積」(世界の統計2006)だ。 1位は162m2のアメリカ、2位ルクセンブルク、3位にスロベニアとなっていて、日本は94.65m2でなんと5位だ。 フランスであった韓国の人に、日本は家が狭くて…といったことをいわれ、さらにヨーロッパの家は大きいなと思っていたからだ。 統計の取り方にもよるのだろうが、これには驚いた。 3つめは、格差社会を表現するときに用いられることの多いジニ曲線の統計についてである。 世界銀行で統計を取ったもので、不平等の1位はナミビア2位レソト3位ボツワナとなっており、 「不平等ランキングナンバー1のナミビアでは、上位10%の富裕層が、国全体の富の65%近くを握っている」ことになる そうである。 さて、日本はというと、なんと平等な国ランキングの2位である。1位はデンマーク、3位がスウェーデン・ベルギーとなっており、 自分の中では平等な国という印象のある北欧の国と肩を並べている。 以前、ジニ曲線について自分なりに調べたことがあったが、そのときは、世界でどのあたりにいるかということまで、考えてなかったので、 この統計には驚いた。 では、自分の日本に格差が広がっているという意識を植え付けたのはなんだろう。マスコミの影響だろうか。 マスコミの話を鵜呑みにしていて、他の視点(世界との比較)といったことを自分では考えてなかったからだろう。 ただ、確かに、日本では以前に比べると格差は広がっているとは思う。 富めるものが富み、貧しいものはますます貧しくなっている印象はある。 世界では、まだまだ平等と思われているが、先ほどの北欧の国ではしっかりとしたセーフティネットがある。 日本には、まだその整備が遅れを取っていると思う。 そのための消費税増税といったことも話にはあがるが、 自分としては、消費税より(ここ数十年の間に引き下げられた)所得税の最高税率を引き上げたほうがいいのではないかと考える。 |
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